マシンビジョン研究室

機械システムに<眼>をあたえる

研究分野はマシンビジョン

本研究室では,「マシンビジョン」や「ロボットビジョン」,「コンピュータビジョン」などと呼ばれる分野の研究をしています.これは,人が周囲の状況を眼で見て理解するのと同様の視覚機能を,眼の代わりにカメラ,脳の代わりにコンピュータを用いて実現することを目指すもので,人工知能(AI)の代表的な研究分野の一つです.このような人工的な視覚機能は,知能ロボットや自動運転車, IoT(Internet Of Things)機器,スマートホームなど,実世界で人を支援する知的なシステムの実現に必須であるため,世界中で活発な研究が行われています.

めざすは日常生活のアシスト

上のような研究分野の中でも,本研究室では,オフィスや教室,家庭など,私たちが日々の生活を送っている日常生活空間内の様々な人の行動を理解するための技術を中心とした研究を行っています.日常生活で人の取り得る行動は定型作業等とは違って非常に多彩であり,関わる人や物も多様で曖昧さも大きいため,認識が難しいものも多いですが,逆に実世界での人の支援への有用性は高いといえます.さらに最近は,医療現場における検査画像などを対象とした医用画像処理技術の研究にも取り組んでいます.

利用できるカメラは多種多様

最近のカメラは,カラー画像だけでなく,対象空間の各点までの距離を画素値で表した距離画像も得られるようになってきました.このようなカメラを日常生活空間内に設置すれば,その空間内の人の位置・姿勢や物の配置などの長時間にわたる観測データが得られます.さらに魚眼カメラを用いれば単一のカメラによる空間全体の観測が,ドローンカメラを用いればカメラ位置の移動が可能になります.このような様々なカメラによる観測データや社会心理学の知見などを活用することで,実世界の様々な状況の把握を試みています.